アセタゾラミドの効能・作用・副作用

スポンサーリンク

アセタゾラミドについての基本情報

アセタゾラミドの効能・作用……効能は『緑内障・てんかん・肺気腫における呼吸性アシドーシス・浮腫・メニエール病・睡眠時無呼吸症候群など』です。アセタゾラミドは腎臓に直接働きかけることで利尿作用を得ることができ、体内に貯留した余分な水分を排泄することで『浮腫(肺性浮腫・心性浮腫)』を改善します。利尿効果そのものは強くないので、他の利尿剤と併用されることも多い薬です。眼圧を調整している『房水』の産生を抑制する作用もあるので、眼圧の上昇と視神経の傷つきが見られる『緑内障』の治療薬としても用いられます。中枢神経系の興奮を抑制するので『てんかん(小児性てんかん)』の治療にも使われます。内耳のリンパ液の分泌量を抑制する作用もあるので、『メニエール病』の耳鳴りやふらつきの症状を改善します。『呼吸性アシドーシス』というのは、体内の二酸化炭素が過剰に蓄積されて血液のphが酸性に傾く症状のことです。

アセタゾラミドの商品名……ダイアモックス(武田薬品)

アセタゾラミドの平均的な用法・用量……125mg~1.0gを1~数回服用

アセタゾラミドの副作用……多尿,過敏症(発疹),吐き気,嘔吐,味覚異常,食欲不振,四肢の知覚異常,頭痛,めまい,倦怠感など。夜間に利尿作用がでると睡眠障害のリスクがあるため、午前中に服用するようにしたほうが良い。多量のビタミンCとの併用には腎結石・尿路結石のリスクが出てくる。

アセタゾラミドの重大な副作用(発症頻度は低い)……急性腎不全,腎結石,けいれん,血小板減少症,中毒性表皮壊死症,皮膚粘膜眼症候群,無顆粒球症,溶血性貧血,興奮・錯乱など。

アセタゾラミドの注意・禁忌……注意を要する人は、肝硬変症,腎機能障害,副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の投与を受けている人,脳動脈硬化症,高血圧で減塩治療をしている人,妊婦など。処方してはいけない禁忌は、スルホンアミド系薬剤で過敏症の既往がある人,アジソン病,急性腎不全,高クロル血症性アシドーシス,副腎機能不全など。

スポンサーリンク
Copyright(C) 2009- Es Discovery All Rights Reserved