ウラピジルの効能・作用・副作用

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ウラピジルについての基本情報

ウラピジルの効能・作用……効能は『本態性高血圧症・腎性高血圧症・前立腺肥大症に伴う排尿障害・神経因性膀胱に伴う排尿障害』です。ウラピジルは自律神経系の交感神経(興奮性の神経)を抑制することによって、血圧を低下させる『降圧剤』です。活動性の『交感神経』は血管を縮小させる働きをしますが、ウラピジルは交感神経を抑制して末梢血管を拡張することによって血圧を低くします。様々な種類の高血圧の治療に用いられるお薬で、心臓や腎臓への負担が小さいマイルドな効き目が特徴となっています。

前立腺・膀胱・尿道にある平滑筋の収縮も抑制するので排尿がしやすくなり、排尿困難の対症療法にも良く用いられる薬です。ウラピジルは作用時間が長くなるように製剤された『徐方剤』であり、薬の効果はじわじわと発揮されてくるという特徴を持ちますが、飲み始めたばかりの頃は血圧が低下することによって軽い立ちくらみやめまいを起こすこともあるので気をつけてください。車の運転や機械の操作をする前に、本剤を飲む時には注意が必要です。

ウラピジルの商品名……エブランチル(科研・三和化学)

平均的な用法・用量……高血圧症では1回15~60mgを2回。排尿困難では1回15~45mgを2回。

副作用……過敏症(発疹・かゆみ)、頭痛、めまい、ふらつき、吐き気、嘔吐、下痢、胃部不快感、動悸、ほてり、のぼせ、胸部不快感、頭痛、頭重、むくみ、鼻づまりなど。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特に無し。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、肝機能障害がある人、妊婦など。

薬の飲み合わせでは、ACE阻害薬やβ遮断薬と併用する時、勃起不全治療薬のシルデナフィル(バイアグラ)やバルデナフィル(レビトラ)と併用する時には、起立性低血圧(立ちくらみ)に注意が必要になります。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤(チアジド系製剤)で過敏症を起こしたことがある人。

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