アネトールトリチオンの効能・作用・副作用

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アネトールトリチオンについての基本情報

アネトールトリチオンの効能・作用……効能は『胆道系疾患や胆汁分泌の障害における利胆(りたん)の作用・シェーグレン症候群における唾液分泌障害の改善』です。胆汁の分泌を促進して胆汁の流れを良くすることで、コレステロールを腸内に流し込んで血中コレステロールを低下させる働きがあります。一般的に、胆道系疾患や、胆汁うっ滞を伴う肝臓病に用いますが、胆道が完全に閉塞していたり重症の肝疾患・胆道疾患には用いません。 『シェーグレン症候群』というのは、慢性唾液腺炎と乾燥性角結膜炎を主徴とする特定疾患(難病)であり、多彩な自己抗体の出現や高ガンマグロブリン血症を発症する『自己免疫疾患』の重症型とされます。眼を中心とする身体各部の乾燥症状が主症状ですが、唾液腺・涙腺など全身の外分泌腺が系統的に障害されるので、『唾液の分泌量』が減って口中が乾燥しやすくなります。こういったシェーグレン症候群の患者の唾液分泌量を増やす目的で、アネトールトリチオンが処方されることもあります。

アネトールトリチオンの商品名……アテネントール(鶴原),フェルビテン(日本新薬)

アネトールトリチオンの平均的な用法・用量……1回25mgを3回。

アネトールトリチオンの副作用……放屁,下痢,腹痛,めまい,吐き気,発疹,動悸,のぼせなど。

アネトールトリチオンの重大な副作用(発症頻度は低い)……特になし。

アネトールトリチオンの注意・禁忌……『注意を要する人』は、妊婦です。

『処方してはいけない禁忌』は、胆道が完全に閉塞している患者,急性期にある胆道疾患・肝臓疾患の患者,重い肝機能障害。

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