塩化ベルベリンの効能・作用・副作用

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塩化ベルベリンについての基本情報

塩化ベルベリンの効能・作用……効能は『下痢』です。

下痢症は大腸内に有害な細菌・ウイルスが繁殖する事によって起こるが、本剤は抗生物質ではないので『感染性の下痢』には直接の効果はありません。腐敗した食物や古い生ものを食べたりした時に『抵抗力(免疫力)』が落ちていると下痢を起こしやすいが、こういったタイプの下痢に効果的である。一定の抗菌作用を持つ塩化ベルベリンは、腸内病原菌の増殖を抑制して、大腸内に腐敗した細菌の死骸が溜まらないようにします。更に、腸内で消化された食品の発酵を抑えることによって、下痢症をそれ以上悪化しないようにすることができます。

下痢など感染症を引き起こす代表的な細菌である『黄色ブドウ球菌・サルモネラ菌』などに対して塩化ベルベリンは有効であり、それらの病原菌の増殖を押さえ込む抗菌作用を発揮します。塩化ベルベリンの配合剤には、天然由来の生薬である『ゲンノショウコエキス』が含まれており、腸管の蠕動運動(ぜんどううんどう)を抑制したり平滑筋の運動を遅くしたりすることで、苦痛な下痢の症状を緩和してくれます。

塩化ベルベリンの商品名……塩化ベルベリン(ジェイドルフ)、キョウベリン(日本化薬)、フェロベリン(日本オルガノン)。配合剤の商品名は以下となる→フェロベリンA(日本オルガノン)、フェロミック(大正薬品)、リーダイA(大洋薬品)

平均的な用法・用量……1回50~100mgを3回に分けて服用。配合剤は、1回2錠を3回服用。

副作用……下痢を止める止瀉薬の反動としての便秘。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特に無し。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、禁忌に準じる。

『処方してはいけない禁忌』は、出血性大腸炎、細菌性の下痢など。

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