イノシンプラノベクスの効能・作用・副作用

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イノシンプラノベクスについての基本情報

イノシンプラノベクスの効能・作用……効能は『亜急性硬化性全脳炎(SSPE)』です。亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の患者数は全国で200人以下程度しかおらず、非常に発症頻度が低い稀な疾患です。予後は一般的に不良で致命的疾患とされますが、インターフェロンやリバビリンといった薬剤を用いた治療が行われています。子どもが麻疹(はしか)に感染して数年の『潜伏期間』をおいて発症する病気であり、発病後は数ヶ月から数年の経過で急速に神経学的な症状が進行するので『亜急性』の疾患として分類されています。

イノシンプラノベクスは抗ウイルス薬であり、リンパ球に作用して抗体を増殖させることで、ウイルスに対する抵抗力を高める効果があります。脳炎そのものを完治させることは難しいですが、本剤の投与によって脳炎の進行を遅らせることが期待できます。

イノシンプラノベクスの商品名……イソプリノシン(持田)

平均的な用法・用量……1回50mg~100mg/kgを3~4回に分けて服用。

副作用……過敏症(発疹)、肝機能異常、白血球減少、血小板増加、高尿酸血症、尿路結石、吐き気・嘔吐、消化器疾患(出血)、間質性肺炎など。

重大な副作用(発症頻度は低い)……上記の副作用が悪化することがある。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、痛風、尿路結石、腎結石、腎機能障害がある人。尿酸値が高い人、妊婦など。

『処方してはいけない禁忌』は、特に無し。

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