アデノシン三リン酸二ナトリウムの効能・作用・副作用

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アデノシン三リン酸二ナトリウムについての基本情報

アデノシン三リン酸二ナトリウムの効能・作用……効能は『頭部外傷後遺症による頭痛(頭重感)・メニエール病・内耳障害のめまい・慢性胃炎・心不全・眼精疲労など』です。アデノシン三リン酸二ナトリウムは一般に『ATP』と呼ばれる代謝賦活薬で、器官・組織・筋肉の血管を拡張して血流を改善します。薬剤としての効果は強くないですが、副作用が少なく代謝サイクル・神経伝達を活性化して元気にする効果があります。脳、内耳、心臓、胃など各部の臓器の血流量・エネルギー量を増加させ、エネルギー代謝を活発にするので、診療科を問わず広範な適応を持っていますが、日本では特にめまいや過労(慢性疲労感)、メニエール病、慢性胃炎などに処方されることの多い薬です。

アデノシン三リン酸二ナトリウムの商品名……アデタイド腸溶(寿),アテネン(鶴原),アデホスコーワ(興和),アデホスコーワ腸溶(興和),ATP(大洋薬品),ATP腸溶(第一三共・協和発酵・ニプロファーマ),トリノシン(トーアエイヨー,アステラス)

アデノシン三リン酸二ナトリウムの平均的な用法・用量……1回40mg~60mgを3回服用。めまいが酷い時には用量を増加して調整。

アデノシン三リン酸二ナトリウムの副作用……副作用は殆どないが、過敏症(かゆみ)や吐き気、胃腸障害などが稀に起こることがある。ATP単独で重篤な副作用が起こることはないので、安心して飲める薬剤の一つである。

アデノシン三リン酸二ナトリウムの重大な副作用(発症頻度は低い)……特になし。

アデノシン三リン酸二ナトリウムの注意・禁忌……『注意を要する人』は、妊婦。

『処方してはいけない禁忌』は、特になし。

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