L-アスパラギン酸カリウム・マグネシウムの効能・作用・副作用

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L-アスパラギン酸カリウム・マグネシウムについての基本情報

L-アスパラギン酸カリウム・マグネシウムの効能・作用……効能は『副腎皮質ホルモン剤・降圧利尿剤・インスリン・強心配糖体・抗生物質などを連用・多用した時,低カリウム血症型周期性四肢麻痺,重症の下痢や嘔吐,カリウム摂取不足,手術後の疲弊状態,心疾患(肝疾患)時の低カリウム状態』です。

カリウムは身体のバランスを整える主要な電解質であり、『心臓・神経・筋肉』を正常に動かすためには必要不可欠な物質です。カリウムは体液中の酸とアルカリのバランスを調整するという大切な役割を持っていますが、マグネシウムはカリウムの過剰な働きを抑制する作用を持っています。通常の状態ではこのカリウムが不足することはまず無いのですが、激しい下痢・嘔吐が続いた時や薬剤の副作用である低カリウム血症が出た時には不足しがちになります。身体に必須の電解質であるカリウムが減ってくると、筋力の低下や便秘、不整脈などの症状が出てきます。

L-アスパラギン酸カリウム・マグネシウムは、古典的な『カリウムとマグネシウムの補給剤』です。L-アスパラギン酸カリウム・マグネシウムは、降圧利尿剤・副腎皮質ホルモン剤・強心剤・インスリン・抗生物質低などと一緒に飲む事が多いのですが、それは『低カリウム血症・低マグネシウム血症の予防』という目的を持っています。この薬は、電解質平衡異常を改善する効果を持っています。

L-アスパラギン酸カリウム・マグネシウムの商品名……アスパラ(田辺三菱)

平均的な用法・用量……225~750mgを2~3回服用。

副作用……胃腸障害、食欲不振、胸焼け、下痢・嘔吐、倦怠感、熱感、腹部膨満感など。服用する量が多すぎたり尿量が少なくなったりした場合には、『高カリウム血症』が発症して心臓に負担がかかったり心疾患に発展してしまうリスクがあります。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特になし。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、腎機能障害や広範囲の組織損傷(ひどいやけど・外傷)のある人、急性脱水症状の人、高カリウム血症や高マグネシウム血症が現れやすい疾患・体質の人、妊婦。

『処方してはいけない禁忌』は、重い腎機能障害や副腎機能障害(アジソン病)がある人、高カリウム血症、高マグネシウム血症のある人。

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