アモバルビタールの効能・作用・副作用

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アモバルビタールについての基本情報

アモバルビタールの効能・作用……効能は『睡眠障害・不安感や緊張感の緩和』です。バルビツール酸系の催眠薬(睡眠薬)・鎮静薬であり、副作用が比較的強く、大量服薬(OD)による致命的リスクが高いという特徴を持ちます。その為、一般的な睡眠障害に対して処方されることは少なくなっており、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬では効果の乏しい重症度の高い睡眠障害や強度の不安症状・緊張感などに対して処方されます。脳の中枢神経系の働きを強く抑制する作用があり、不眠症状を改善して睡眠に誘導したり、強度の不安感・焦燥感を和らげて鎮静する効果があります。

副作用や離断症状の問題があるので、服用の中止や減薬に際しては、医師の診察・指示を受けるようにしてください。催眠・鎮静の作用が増強して危険なので、絶対にアルコール(お酒)と一緒に本剤を服用してはいけません。眠気・ふらつき・意識レベルの低下があるので、服用後には車の運転や機械の操作、危険な作業をしないようにして下さい。自己判断で薬の中止・減薬を行うと、不安・不眠・興奮・錯乱・幻覚・抑うつ・吐き気などの離断症状が出てくる恐れがあります。

アモバルビタールの商品名……イソミタール(日本新薬)

アモバルビタールの平均的な用法・用量……1回0.1~0.3gを眠れない時に就寝前に服用。不安感・緊張感の鎮静に用いる場合には、1回0.1~0.2gを症状に合わせて頓服で服用。

アモバルビタールの副作用……頭痛,発疹,発熱,めまい・ふらつき。連用すると、知覚異常やせん妄,運動失調,精神機能の低下,構音障害などが出てくることがある。

アモバルビタールの重大な副作用(発症頻度は低い)……皮膚粘膜眼症候群,大量服用による死亡リスクなど。

アモバルビタールの注意・禁忌……『注意を要する人』は、脳に器質的障害がある人,身体が弱っていて体力がない虚弱者,妊婦。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤およびバルビツール酸系の薬で過敏症を起こしたことがある人,心障害・肝機能障害・腎機能障害・急性間欠性ポルフィリン症がある人,呼吸機能の低下がある人。

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