L-塩酸メチルシステインの効能・作用・副作用

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L-塩酸メチルシステインについての基本情報

L-塩酸メチルシステインの効能・作用……効能は『去痰・排膿』です。感冒(風邪)や気管支喘息、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、気管支拡張症、咽喉頭炎などで痰(たん)が出る時に処方されます。あるいは、慢性副鼻腔炎などで膿(うみ)が出る時にも使われます。

炎症性疾患によって出てくる『痰・膿』を溶解させてその粘度を低下させたり、気道からの粘液分泌を促したりして、痰・膿を排出しやすくする薬です。去痰や排膿の効果ですっきりとさせて、患者の症状を楽にさせることができます。

L-塩酸メチルシステインの商品名……M-チステン(鶴原)、ペクタイト(キッセイ)、ゼオチン(アステラス・トーアエイヨー)

平均的な用法・用量……1回100mgを3回に分けて服用。

副作用……食欲不振、過敏症(発疹)、めまい、腹痛など。胃では溶けず腸に到達してから作用し始める『腸溶剤』なので、噛まずにそのまま服用して下さい。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特になし。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、肝機能障害がある人、心疾患(心臓の機能障害)のある人など。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤で過敏症を起こしたことがある人。

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