塩化デカリニウムの効能・作用・副作用

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塩化デカリニウムについての基本情報

塩化デカリニウムの効能・作用……効能は『咽頭炎・扁桃炎・口内炎・口腔創傷(歯科医療における抜歯の創傷含む)などの感染予防』です。

塩化デカリニウムは咽頭炎・扁桃炎・口内炎・抜歯後の創傷などに処方されることが多く、グラム陽性菌・真菌・レンサ球菌など口腔内で繁殖しやすい病原菌の成育と増殖を抑制する作用を持っています。しかし、それらの炎症による痛みや熱感などの不快な症状を軽減する作用はなく、塩化デカリニウムは飽くまで『感染症の事前予防』を目的にして服用する薬になっています。

塩化デカリニウム自体には『消炎鎮痛剤としての効能』はないので、痛みや腫れが出てくる炎症を抑えたいという時には『別の消炎鎮痛剤』を一緒に服用する必要があります。この薬の利点は、唾液・血清に混入した場合にも、その抗菌作用にほとんど影響がないという事であり、口腔内の細菌の増殖を抑えるのに適した化学的特性を持っているという事でしょう。

塩化デカリニウムの商品名……SP(明治製菓)、ノードマン(大洋薬品)

平均的な用法・用量……1回0.25mgを6回に分けて、口内で徐々に溶かします。

副作用……稀に過敏症(発疹)が起こる事があります。口腔内に十分に広がって作用するようにするため、すぐに噛み砕いたりせずに口中でゆっくりと時間をかけて溶かすようにして下さい。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特になし。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、特になし。

『処方してはいけない禁忌』は、特になし。

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