生日足日(いくひたるひ)

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生日足日
(いくひたるひ)

[意味]

生気に満ち溢れている素晴らしい一日のこと。生命力に溢れ、全てが満たされている縁起の良い吉日のこと。吉日・祝日のこと。儀式や祭礼が執り行われる日を祝って、生日足日ということもある。

元々は、神社で詠まれる神道の『祝詞(のりと)』に書かれている言葉であり、神道が理想的な人間の精神状態とする『清明心』にもつながっている。生日足日の読み方は、『いくひたるひ』『いくひのたるひ』であるが、神道の祝詞の中では『いくひのたるひ』と詠まれていることが多い。

[出典]

『延喜式』『出雲国造神賀詞』の祝詞など。『出雲国造神賀詞』に『八十日日(やそかび)はあれども、今日の生日足る日に~』とある。

[用例]

今日という生日足日が、若い新婚の二人にとって晴れの門出の日になることを深く祈っている。念願の志望大学に合格できた今日という日は俺の生日足日だが、ここで気を緩めずに頑張りたい。空や木々までも輝いて見える今日という素晴らしい一日、正に生日足日と呼ぶに相応しい。

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参考文献(下部のAmazonアソシエイトからご購入頂けます)
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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