医食同源(いしょくどうげん)

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医食同源
(いしょくどうげん)

[意味]

『医薬』と『食事』の根源は同じものであるということ。日本で新たに作られた造語の四字熟語であり、日本から中国へと逆輸出された。中国では元々『薬食同源』という漢方医学の概念があったが、日本で造語された『医食同源』という言葉も使われるようになっている。

東洋医学(中医学)の基本的な考え方の一つで、『日常の食事(食品)』と『医薬品』の効果の原理が同じであるということを示している。日常の食事に気をつけることで病気を予防したり治療したりすることができるという。

中国における『医食同源』はより即物的な原理であり、『肝臓を食べると肝臓に効く・心臓を食べると心臓に効く』など漢方医学の原理(病気で悪くなっている部分と同じ部分を食べると治りやすい)に通じるものである。

[用例]

西洋医学の化学薬品ばかりに頼らずに、医食同源の考え方で毎日の食事にも気をつけるようにしたい。

毎日の不摂生な食生活がたたって生活習慣病を患ってしまったが、医食同源とは良く言ったものである。

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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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