一衣帯水(いちいたいすい)

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一衣帯水
(いちいたいすい)

[意味]

一筋の帯のような細い川あるいは海の流れ。狭い川や細い海のようなところを隔てて、二つの場所や人物が近接(隣接)している状態のこと。

細い川の流れのようなものを境界線にして、わずかに離れてはいるが、非常に近い場所で接近して向かい合っているような状況を指している。四字熟語としての構成は『一‐衣帯‐水』となっているが、『一衣‐帯水』という構成であると誤解されていることが多い。

[出典]

『南史』

[類義語]

衣帯一江(いたいいっこう),衣帯之水(いたいのみず),一牛吼地(いちぎゅうこうち),一牛鳴地(いちぎゅうめいち)

[用例]

日本と朝鮮半島は日本海を挟んだ一衣帯水の位置にあるが、『韓国併合』を巡る歴史認識の対立が深まっている。

一衣帯水の近隣諸国との友好外交を促進して、未来の禍根を断ち切れるような努力をお互いがしなければならない。

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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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