一罰百戒(いちばつひゃっかい)

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一罰百戒
(いちばつひゃっかい)

[意味]

一つ(一人)の罪や過失を罰することにより、その他の大勢の人々が同じ罪や過失を犯さないように威嚇して戒めること。一人の罪人を厳しく処罰して、大勢の人々の見せしめにすることで、その後に同じ罪が起こらないようにすること。一つの罰や過失を厳しく罰することで、その後に同じ罪が再発しないだろうと期待すること。

『一つの罰で百人の戒めにする』という原義がある。

[類義語]

[用例]

部長の降格人事はあまりに重い処分だが、自分に逆らう者を許さない専務の一罰百戒の威嚇が込められた人事である。目立っている不良少年を退学処分にしたのは、一罰百戒を期待する校長の意図があってのことだった。新興企業の経営者が証券取締法違反で逮捕されたのは、本業ではない株の操作で儲ける経営者を取り締まりたい東京地検が、一罰百戒を期待したからだろう。

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参考文献(下部のAmazonアソシエイトからご購入頂けます)
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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