秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)

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秋の日は釣瓶落とし
(あきのひはつるべおとし)

[意味]

井戸から水を汲むための『釣瓶(つるべ)』は、手を離すと井戸の中へすぐに落ちていってしまうが、その釣瓶の落ちていく速さを喩えにして『秋の日の短さ(日暮れの早さ)』を言っていることわざである。

秋の太陽の日脚はとても短くて、井戸にするすると素早く落ちていく釣瓶のように、あっという間に太陽が沈んでしまう(日が暮れてしまう)ということ。

[類義のことわざ]

秋の日の鉈落とし(あきのひのなたおとし)

[用例]

さっきまで山の上にあった太陽があっという間に山の陰に隠れていこうとしている、『秋の日は釣瓶落とし』とは良くいったものである。

子供時代に友達と遊んでいた夕暮れ時の頃合いは、『秋の日は釣瓶落とし』をありありと実感できる一時でもあった。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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