預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)

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預かり物は半分の主
(あずかりものははんぶんのぬし)

[意味]

人からの預かり物の半分は、自分のものだと思っても良いということ。人から長く物を預かっていれば、その半分くらいの所有権を主張しても構わないということ。

現代の一般的な価値観からすれば、良く言えば『実効支配・先占特権』を言い換えたことわざであり、悪く言えば『盗人猛々しい・お前のものは俺のもの』といった無理を通そうとすることわざにも思える。

[類似のことわざ]



[英語のことわざ]

Possession is nine points of the law.
(占有には九分の所有権がある。)

[用例]

贈り物のお菓子を預かってから一ヶ月も連絡がない、預かり物は半分の主ということで、賞味期限が切れる前に頂いてしまうことにした。

預かり物は半分の主とは言うけれど、貸した車を乱暴に乗り回されて傷つけられたことには、どうしても我慢ならない。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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