頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)

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頭の黒い鼠
(あたまのくろいねずみ)

[意味]

主人のモノ・金を掠め取る(盗み取る)ような不忠の者のことを指していう。主家の信頼を裏切って、こそこそと物を掠め取るような裏切り者のことをいうことわざである。

頭髪の黒い人間を、こそこそと食物を盗んで食べる『鼠』になぞらえていったことわざで、単純に『悪事・裏切りをしでかした人間』のことを頭の黒い鼠ということもある。

物がなくなった時に、身近にいる人間(家の中にいる人間)が盗んだのだろうということを暗にほのめかしていう言葉でもある。

[類似のことわざ]



[用例]

会社で500万円の横領事件が発覚したが、外部犯の可能性は考えにくく、恐らく社内に『頭の黒い鼠』が紛れ込んでいるのだろう。

近隣で発生した連続強盗事件のニュースで持ちきりだが、もしかしたら我が家の近くに『頭の黒い鼠』がいるのかと思うと、夜もおちおち寝ていられない。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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