鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)

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鼬の最後っ屁
(いたちのさいごっぺ)

[意味]

鼬は敵に追い詰められて危険が迫ると、尻から酷い悪臭のする液体を出して、敵をひるませて逃げるという習性を持っている。

そこから転じて、追い詰められて進退窮まった時に、非常手段に訴えて切り抜けようとすること。最後になって惨めな醜態を演じてから去るという意味もある。

[類義のことわざ]

鼬のじょうの屁(いたちのじょうのへ),  窮魚奔鯨を餌とす(きゅうぎょほんげいをえさとす), 窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ),  窮鼠狸を噛む(きゅうそたぬきをかむ)

[英語のことわざ]



[用例]

アクション映画の悪役のボスが、最後に追い詰められて自分のアジトを爆破するような『鼬の最後っ屁』というのはあまり潔さが感じられないものだ。

このまま大人しくこんな奴に殺されてたまるかという気概と勇気が、『鼬の最後っ屁』のような予想外の反撃を可能にしたのだった。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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