鼬の道切り(いたちのみちきり)

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鼬の道切り
(いたちのみちきり)

[意味]

鼬(イタチ)は同じ道を二度は通らないという伝承があり、どこかへ行ったきりで二度と戻ってこない不吉な出来事の前兆とされる。

鼬(イタチ)が人の前を横切ると、『どこかに行った人(家族・恋人・友人など)が戻ってこないという不吉な前兆』として捉えられるということわざ。そこから転じて、家族や親しかった相手との連絡がなくなり音信不通になってしまうこと、友人知人との交際・交流が途絶えてしまうことの意味でも使われる。

[類義のことわざ]

鼬の道切りは物忘れの催促(いたちのみちきりはものわすれのさいそく)

[英語のことわざ]



[用例]

戦争に出征する我が子を見送る母親は、『鼬の道切り』のような不吉な前兆を胸に抱えていた。

昔はあれほど親しく交流していた親友だったのに、『鼬の道切り』でもう10年間も音信不通になってしまっている。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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