信頼関係を築くコミュニケーションTips!

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『出会い・注目・好意・信頼感』の対人関係のプロセス

日常生活を楽しくする対人関係を作り上げていくためのスタート地点は、『相手から悪意でなく好意を寄せられること』にあります。私たちは、会社や学校で新たな友人と出会い、サークルやビジネスで新たな他者と関係を持ち、居酒屋(バー)や行き着けのお店(美容院やアパレル)で気楽なコミュニケーションを楽しんだりしますが、その出発点には『相手と出会う→相手に興味を持つ→相手に好意を寄せる→相手を信頼する』という心理的なプロセスが必ずあります。

相手と出会わなければそもそも対人関係がスタートしようがありませんし、相手に一切の注意や関心を払わなければ無言で擦れ違うだけであり、相手に好意や親近感を寄せる要素が全く見当たらなければわざわざその人と親交を深めようとはしないでしょう。また、相手が自分を利己的に操作しようとしたり、いつも嘘を言って周囲にいる人間を混乱させたりすれば、相手への信頼感が低くなり、その人と継続的に人間関係を持とうというモチベーションがなくなってしまいます。

確かに、ビジネス上の利害関係が絡んだ付き合いだったり、友人の友人だから無碍(むげ)には扱えないという義理があったり、相手への強固な愛着が形成されて見捨てることに罪悪感を感じるようになったりすれば、相手を信用できなくなっても関係が続くことがありますが、一般的には、相手に対する信頼や好意が失われてしまうと関係が断絶しやすくなります。功利主義(utilitarianism)的観点から考えると、その相手との対人関係から得られる『感情的な充足感(幸福感)』や『実際的なメリット(利益)』がなくなる時に、その人間関係を継続させていくインセンティブが失われることになります。

しかし、現実の人間関係を見渡してみると、その相手に対する好意(愛着)や信頼感が少なからず残っていれば、実際的なメリットがなくても対人関係を維持するモチベーションが保たれるケースが多く見られます。ここでは、日常生活で簡単に実践できる事柄を中心に、“自分が仲良くしたいと思う相手”から好意を得やすくするtipsや“仕事や学校で知り合う相手”から信頼されやすくなるちょっとした工夫を紹介していきます。

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相手の信頼や好意を得るための10のTips!

1.相手から話し掛けられるまで待つのではなく、自分から積極的に笑顔で話し掛けよう。

進学やクラス替え、アルバイト、就職・転職、コンパなど新たな環境に移行して活動する時には、多くの知らない人と初めて顔を合わせることになります。今までの生活環境とは異なる新しい生活環境(職場・学校の環境)での人間関係には、『仲の良い知人が誰もいない』という強い不安感と同時に、『これから魅力的な友人に会えるかもしれない』という大きな期待感があると思います。

中学から高校への進学、高校から大学への進学、大学から企業への就職などの環境の変化は、『今まで仲の良かった友人との(一時的な)別れの時』であり『今まで知り合うチャンスのなかった他者との出会いの時』です。今まで全く話した事のない相手との関係をスタートさせる為には、まず何らかの会話(おしゃべり・雑談)をしなければなりません。

その際に、『自分は人間関係が苦手だから・人見知りで初対面の相手は得意じゃないから』といった理由で自分からは話し掛けずに、相手から話し掛けられるのをひたすら待っている人がいますが、新たな人間関係を作り上げようとする時には得策ではありません。何故なら、人間は『沈黙している相手・自分に興味を示さない相手』に対して、対人的な拒絶感や気難しさ(とっつきにくさ)を感じやすく、その心理的障壁を越えてまで話し掛けたいと思うほどの外見的な対人魅力(あるいは知名度や地位など社会的属性)を持った人は極めて稀だからです。反対に、機嫌の良さそうな表情や態度で積極的に話しかけてくる相手に対しては、好意を抱きやすく率直なおしゃべりがしやすくなるので、面白い話をしようと気負わずにまずは気楽に話しかけてみることが大切です。

2.自分の話を『話す時間』と相手の話を『聴く時間』のバランスを考えよう。

自分の意見を豊富な語彙(ボキャブラリー)や比喩(メタファー)を駆使して語れる『話すスキル』の高い人でも、『相手の話す内容』をしっかりと聴く態度を身につけていなければ『楽しいコミュニケーション』を成立させることは出来ません。自分の話したい話題や意見を一方的に長い時間を掛けて説明的に話すのは、演説やプレゼンテーションであれば結構なことなのですが、相手のいる会話の場面では『会話の双方向性』を意識することが必要だからです。

知識や教養に優れていて自尊心の強い人ほど『自分の話には説得力があり、この話題は面白いはずだ』と思い込んで、一方的な解説や主張を長い時間にわたって続けてしまうことがありますが、円滑な会話を成り立たせるには、相手の反応や態度を確認してから話を進めていくという双方向性が重要です。会話や雑談といったコミュニケーションでは、競争やディベートのような勝ち負け(正誤)にこだわる必要がなく、相手の話を聴いてそれに共感的に応えたり、自分の話をして相手の感想を聴いたりする相互的なプロセスを楽しむことが本題です。

自分の話したい事をある程度話したら、『俺は最近、映画館に頻繁に行ってるんだけど、○○は映画の話とかには興味ある?・僕はこう考えたんだけど、○○はどう考える?』というような質問をしたり、『最近、サッカーを始めたというけど調子はどう?・彼氏と喧嘩していたと言ってたけど仲直りできたの?』というように相手に会話の主導権を回して上げるといいかもしれません。相手の話をしっかり聴いてから、自分の話をゆっくりと話すというように、『話す時間』と『聴く時間』の配分を考えてお互いが満足できるコミュニケーションをしてみましょう。

3.相手の長所を強調し、相手の短所を補完する“支持的コミュニケーション”をしよう。

他人から嫌悪されたり否定されたりする人の性格行動パターンには、相手の長所を否定して見て見ぬ振りをする『他者否定的な特徴』や、相手の短所やミスを誇張して揚げ足を取るような『価値の引き下げの行動』が見られます。自分の自尊心や承認欲求を満たせる人間関係は、相手を否定するのではなく肯定することによって作られるので、お互いの長所や能力を認め合うコミュニケーションが大切になってきます。他人の幸福や長所を認められない人は、やっかみや妬みの強い未熟な人格と見なされて、他者からの反発や嫌悪を受けやすくなってしまいます。

相手の長所がビジネス上の成功や社会的な地位の獲得にあるのであれば、『○○さんは、大企業で難しい大規模なプロジェクトに取り組まれておられるようで大変ですね』とか『○○は学生時代から成績が良かったけど、俺達の年で省庁の課長になるというのは凄いな』とかいった感じで、相手が大切にしている成功経験や有能感に関係した話題を取り上げるといいかもしれません。家庭第一で家族を大切にする生活を送っていて職業上の成功や収入に関心が乏しい人には、ビジネスやキャリアの話題を振るのではなく、『○○の子どもはそろそろ幼稚園に入るんじゃなかったっけ?もうだいぶ大きくなってて、言葉も上達して会話が楽しいんじゃない?』とか『○○の奥さんは羨ましいくらいの美人で料理も上手いから、仕事が終わって帰るのが楽しみだね』とかいった話題のほうが会話が盛り上がりやすいでしょう。

相手が余り得意でない分野や自分の弱みと感じている事柄については、上手くフォローして短所を長所に変えるような方向に話題を持っていくようにすると、相手から好意や信頼を受けやすくなります。相手の好む話題と苦手な話題のポイントを把握した上で会話すると、気持ちの良い会話を進めるコツが分かってきます。

4.『約束の時間』と『約束の内容』はきっちりと気分良く守ろう。

約束した時間通りに待ち合わせ場所に来ない、約束した時間にかかってくるはずの電話やメールが来ないというのは、人間関係の基本的な信頼感を傷つけて、楽しく盛り上がっていた気分をイライラとしたものへと変化させます。一般的に、30分以内の遅刻は許容範囲内にあると考えられることが多くそれほど強い不快感を覚える人は少ないのですが、毎回毎回お約束のように遅刻する人は、『いざという時に信頼できない人』という印象を与え私生活でもビジネスでも対人評価を大きく下げます。

信頼は日々の積み重ねであり、時間遵守に関わる対人評価は毎日の行動パターンの観察から生まれますから、『時間を守る人』『時間にルーズな人』はステレオタイプな評価を受けやすくなります。『時間を守る人との約束』は、お互いに決められた時間の少し前に集合場所で会える予測が立ちますから、精神的ストレスが少なく相手との遊びや仕事に気持ちよく入っていくことが出来ます。

自分が実際に行動できるようになるまでには、起きてからどのくらいの時間がかかるのかは誰でも経験的に知っているはずですから、予定の約束時間の10分前には到着できるように計画的に行動しましょう。『約束した時間』と『約束した内容』について念を押さなくても大丈夫だという認識を相手から持たれることは、大きな社会的信用と対人評価につながります。反対に、何度も何度も念を押して確認しなければ約束を守れない人は、相手の好意や信頼を失いやすくなります。これは、割り勘のお金の支払いだとか、物の貸し借りだとかにも共通する事で、『自分が支払うべきものや返すべきもの』についての記憶(認識)の曖昧さは余り良い印象を与えません。

5.相手の話すテンポや身振り、表情に同調して受容的に話してみよう。

コミュニケーションとは、相互的に意見や感情を交換する心的過程なので、絶えず相手の発言や表情、ジェスチュアなどの影響を受けて進行していきます。相手の不信感や警戒心を解いて、心理的な抵抗を弱める為には、『相手の話す内容・テンポ・速さ・動作・姿勢に同調する』というのが非常に有効であり、親しい間柄であれば軽く身体に接触しながら会話することで親近感を確認することが出来ます。

相手の抱えている問題の本質を明確化させるためのカウンセリングの面接技法に、相手の話の内容をおおまかに要約していく『言い換え技法』というものがありますが、相手の話すスピードや仕草に合わせて相手の話をまとめて言い換えて上げると、あなたが相手の話を的確に理解していることを伝えることが出来ます。『今までの話を聴いていると、○○が一生懸命に家族の為を思って働いているのに、家族がそれを理解してくれずに仕事中毒と思ってしまっているように感じたよ』という風な形で『言い換え技法』を日常会話に用いることが出来ます。

相手の話している内容をそのまま共感的に繰り返す『繰り返し技法』というものを応用して会話をすることで、相手への感情的な共感や適切な理解を示すことが出来ます。相手が『最近、気分が落ち込んで仕事への意欲がなくなってきてて困るよ』と話せば、『気分が沈んで、仕事に対する意欲がなくなってきてるんだね』という感じで相手の話す口調やテンポに合わせて話してみましょう。繰り返し技法の効果は、相手と類似した話し方や行動、仕草、表情をする相手に信頼感や安心感を感じやすいという『ミラーリングの効果』につながっていきます。

6.“他者と過ごす親密な時間”と“一人で過ごす孤独な時間”のバランスをとろう。

気の合う仲間と遊んで過ごす時間は様々な刺激があって楽しいし、大好きな恋人と楽しくふれあう時間はかけがえのない素敵なものですが、大多数の人は、四六時中誰かと一緒にいるという状況には耐えられません。何時でもどこにいても、誰かが自分の近くにいてコミュニケーションを取らなければならない状況では、人間は『自由な解放感』を感じることが出来なくなり、『自分の時間を持てない』という束縛感で強い精神的ストレスを受けることになります。

『私は人間嫌いで孤独が好きだから、絶対に誰ともコミュニケーションを取りたくない』という徹底的な人間関係の拒絶というのは偏屈で病的なものですが、『私は孤独でいるのが嫌いだから、いつでもどこでも、誰か仲の良い知人と一緒にいなければ落ち着かないし不安だ』というのも他者依存性が強く『一人で過ごす時間』を楽しめないという意味で病的なものです。友人と会話したり遊びに出掛けたりする『他者とのふれあいの時間』はとても貴重なものですが、それと同様に、自分ひとりで読書やネットをしたり思索をしたり芸術(音楽・絵画・映画)鑑賞をしたりする『一人で過ごす時間』もかけがえのないものです。

相手の仕事の都合や心身の疲れ、一人でないと楽しめない趣味、価値観などを考えながら、人間関係を築いていくことが必要です。相手の自由を過度に奪うほど頻繁に連絡したり、遊びに誘ったりするのではなく、“他者と過ごす親密な時間”と“一人で過ごす孤独な時間”のバランスを適切にとっていくことが大切です。

反対に、相手の冷静な判断力や行動決定の主体性を奪う方法として、『一人でゆっくり考える時間』を与えないように過密スケジュールを組むという方法があります。カルト宗教の洗脳の手法の一つが、初めは宗教と無関係な小規模なサークルに勧誘して、段階的に宗教団体に参加しなければならない状況へと追い込むことです。その場合には、親密な友人関係や今までの恩義に基づく『拒否できない心理』を利用し、過密スケジュールで『冷静さを取り戻す自由な時間』を奪うという戦略が取られます。

7.遊び心やユーモアを活かした“ゲーム(game)”のコミュニケーションを楽しもう。

エリック・バーンが開発した交流分析(transactional analysis)では、“ゲーム(game)”は本音と建前が分離した『相手を思惑通りに操作しようとするトラブルの多いコミュニケーション』と考えられています。交流分析では、お互いに気まずい気持ちになったり、相手に不快感や怒りを感じるような『パターン化されたゲーム』が想定されていますが、ここでは『パターン化されていない遊び心を活かしたゲーム』を想定しています。

十分な信頼感や親近感が形成された相手であれば、『相手の本音』を理解した上で『表面的な建前のユーモアや冗談』を楽しく受け容れることが出来ます。相手を侮辱したり馬鹿にしたりする意図があれば怒りや不快感を感じる言葉でも、お互いを尊重し合うという基本的な肯定感覚があればユーモアやジョークとして味わうことが出来るのです。その為には、お互いの弱みや欠点を適切に理解していて、相手が『絶対に冗談にして欲しくない弱点や短所を笑いのネタにしない』ことが重要です。

長年の交流がある親友が『お前みたいな馬鹿と一緒に話していると、気楽に振る舞えるから楽でいいな』というようなことをいっても、それを真剣な悪口だと受け止めて本気で怒る人はまずいないように、本音と建前の分離からくるユーモアを楽しめるゲームもコミュニケーションの刺激となります。特別に親しくない相手とのゲームでは、『相手を思い通りに動かそうとする建前の言動』が見られますが、店員のお客に対する丁重な態度や嫌いな上司に対する見せ掛けの尊敬を込めた言動は、社会環境に適応するためにしなければならないゲームだと言えます。

8.ミラクル・クエスチョン(miracle question)でアサーティブに夢を語り合おう。

解決構築的なソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)で用いられる技法の一つが『ミラクル・クエスチョン(miracle question)』ですが、ミラクル・クエスチョンとは『明日、奇跡が起こって何でも望みが適うとしたら何が変わっていると思いますか?』という質問のことです。大人になると生きていく為に現実原則に従って『夢』を忘れやすくなり、世間の常識や風潮に流されて自分の『理想』を見失いやすくなります。

ミラクル・クエスチョンを昔馴染みの友人に投げかけてみることで、過去に埋没した夢の煌めきや理想の興奮を思い出すことが出来ます。『人生で成し遂げたい究極的な仕事とは何か?』『奇跡が起こるとしたら、現在の状況をどう変化させて欲しいか?』『最高に魅力的な異性とはどんな感じの人か?』『過去に戻ってやり直せるとしたら、何処からやり直したいか?それとも、現状のままで十分な幸せを感じられているからこのままでいいか?』などなど、ミラクル・クエスチョンを応用した質問を交えることで、懐かしい思い出とともに自由闊達なコミュニケーションを行うことが出来ます。

『現実の自己』と『理想の自己』のギャップ、『過去の夢』と『現在の現実』の落差、『諦めた夢』と『これからの夢』の違いなどを気の置けない仲間と楽しく語り合いながら、率直なありのままの自己をアサーティブに表現することで、相手との心理的距離間をぐっと縮めることが出来ます。何の夢も理想も持たずに生きていくことには絶望や倦怠が付きまといやすいものですが、実現可能性を別としても、何らかの理想や夢を目指して生きていく姿勢を持つことは大切なことではないかと思います。

9.目的志向のスケーリング(scaling)で生産的なコミュニケーションをしてみよう。

スケーリング(scaling)とは自分の心理状態(感情・気分)や目標の達成度合いを相対的な数値(%)として表現する技法で、ミラクル・クエスチョンと同じくソリューション・フォーカスト・セラピーや系統的脱感作の行動療法などで良く用いられるものです。最高に気分の良い状態を“100”、気分が最も悪い状態を“0”としたり、仕事で達成すべき目標に完全に到達した状態を“100”、仕事の目標に全く到達できずダメな状態を“0”としたりして、心理状態や行動状況を数値化することをスケーリングといいます。

対人関係の中で自分の感情や気持ちがどう変化するのかをモニタリングしてみて、相手のどういった行動に喜びを感じ、相手のどのような発言に苛立ちを感じるのかを検証してみましょう。また、対人コミュニケーションにおける喜怒哀楽の程度をスケーリングすることで、どういった性格行動パターンの人が得意でどういった性格の人が苦手なのかが明確化されてくるので、対人関係の効果的な取捨選択にも役立てることが出来ます。

自分の人生に必要な相手を見極め、自分にとって成長の糧となるコミュニケーションを行う為に、スケーリングで的確な自己理解と有用な他者理解を進めていきましょう。『生産的なコミュニケーション』とは、単純に不快感や抵抗感のないコミュニケーションを意味するのではなく、その相手と関係や交流を持つことによって『精神的な成長』や『人格的な成熟』を得られる種類のコミュニケーションのことを指しています。反対に、『非生産的なコミュニケーション』というのは、その相手と関係を持つことによって『精神的な苦痛(精神障害の心因)』を受け『人格的な歪み(反社会的な攻撃性や憎悪)』を引き起こすもののことを言います。

10.相手との関係から“与えてもらった喜び”よりも“ちょっと多めの幸福”を返してあげよう。

人間関係やコミュニケーションの基本は、相手から一方的に愛情や思いやりを与えて貰うのではなく、自分からも相手の基本的欲求(承認欲求・愛と所属の欲求・安全欲求)を満たすような言動を取る『ギブ&テイクの関係性』にあります。

しかし、ギブ&テイクを意識し過ぎて『相手が何かしてくれなければ、自分もしてあげない』とか『自分が良くしてあげたのに、何故、相手は自分を助けてくれないのか』とかいう『交換条件の人間関係』に堕してしまっては情緒的な人間関係のダイナミックな魅力を感じることが出来なくなってしまいます。交換条件の人間関係は、相手の能力・時間・経済力が十分にない場合には、自分の基本的欲求が満たされずに恨み言や不満の愚痴が多くなってしまいます。

自分と相手の幸福や満足を実現する為の最善の方策は、『無償の愛』『見返りを求めない優しさ』を注いでも後悔のない相手と親交や愛情を深め合うことです。『相手の笑顔を見る喜び』『相手の幸せを願う思い』『相手と過ごす時間の貴重さ』を率直に持てる相手との間には対人関係のトラブルや擦れ違いが起こることが殆どなくなります。

円滑で魅力的な対人関係を作り上げていく為の最も効果的なtipsは、相手との関係から“与えてもらった喜び”よりも“ちょっと多めの幸福”を返して上げることをいつも心がけることだと思います。それを実現することは至難ですし、現実状況のさまざまな制約によって今すぐには相手に何かをして上げることが難しい人もいると思いますが、最低限、相手の幸福と成功を祈るような基本的姿勢を持って相手と関わっていくことが大切だと思います。

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