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映画『キングダム』のあらすじ・感想

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漫画の「キングダム」はまだ完結していない超長編作品なので、映画版「キングダム」の第一作のストーリーの進み具合もかなり遅めになっています。この調子で漫画と並走して次回作も制作しつづけるならば、10作以上は軽くつくることになります。

キャストの俳優の年齢もあるので、同じ配役でどこまでやれるのかなという疑問でやや総合評価は割り引きましたが、エイ政が異母弟から王座を奪還するまでの初期ストーリーとしての完成度はかなり高く、盛り上がって見られる作品です。

原作を読んでいる人だと、原作に忠実なストーリーと各戦闘シーンの迫力に満足できると思うのですが、漫画の単行本と比べると「ストーリー進展のスピードの遅さ」がやや気になるかなと思います。

逆に原作を読んだことがなくて、シンプルに古代中国を舞台にした「戦国時代の英雄物語」として見られる人のほうが、「これからどんなストーリーが展開するのだろう?」というワクワク感を得られると思います。

邦画としては、スペクタルの大きな大作ですが、キャスティングが素晴らしいと感じた作品です。主演の山崎賢人や吉澤亮にとっては、20~30代前半の代表作になることは間違いないでしょうし、原作人気の高さから次作以降の商業的成功も見込みやすい制作動機の強みもあります。

「キングダム」の醍醐味になってくる「名のある将軍に率いられた数万単位の軍勢が兵法を駆使してぶつかり合う戦闘シーン」をこれからどのようなキャストと撮影手法で再現していくのか、非常に続編が楽しみです。

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