映画『アベンジャーズ・エンドゲーム』の感想

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地球でもデシメーションによって全人口の半分が一瞬で消滅させられ、約38億人もの人々が意味も分からないままに原子レベルにまでバラバラに分解されて消えていきました。

前作『アベンジャーズ・インフィニティウォー』では、サノスがインフィニティーストーンをすべて手に入れるまでのプロセスが詳細に描かれていました。サノスはソウルストーンを得るため、最愛の娘まで犠牲にするほどに、宇宙の秩序を維持するための「大虐殺・生命消去措置となるデシメーション」に執着しています。

地球の最強ヒーローを結集したアベンジャーズのチームでさえも、圧倒的なインフィニティーストーンのパワーの前には無力であり、サノスとの直接対決では全員が徹底的に打ちのめされました。あの強気で自信家のソーが「サノスと戦って負けた敗戦」がトラウマになってひきこもりになり、何の運動もしてないので肥満体になって出てくる場面は衝撃的ですが、シュールで笑えるシーンでもあります。

再び集まったアベンジャーズのヒーローたちは、意を決してサノスとの再決戦に挑みますが、デシメーションの目的を達成して隠遁していたサノスはすでにストーンをすべて破壊していて、もう取り返しがつかない状態になっていました。

失われた地球人口の半分、二度と会えない愛する人たちの復活を諦めるしかないのかという絶望に陥った時、量子力学の碩学でもあるアントマンが現れます。「量子力学を応用したタイムスリップ(タイムトラベル)の可能性」が示唆され、アベンジャーズのメンバーたちは3組に分かれて、「サノスが入手する前に各ストーンを奪還する作戦」に着手することになるのです。

タイムトラベルしながらのストーン奪還作戦が「アベンジャーズ・エンドゲーム」の一つの見所になっていますが、ホークアイとブラックウィドウがどちらかを犠牲にしないと手に入れられないソウルストーンの場面ではちょっと感傷的な気分にさせられました。邦画なら男性のほうが間違いなく犠牲になるでしょうが、アベンジャーズでは必ずしも男性が女性のために身を捧げる展開にはなっていませんでした。

すべてのインフィニティーストーンを回収することに成功し、ハルクがガントレットをはめてストーンのパワーを発動させ、「失われた宇宙の半分の生命の復活(失われた地球人口の半分の復活)」を成し遂げます。しかし、デシメーション後に反抗する勢力が現れることを知ったサノスが全兵力を結集させて地球を襲撃、地球の存亡をかけたアベンジャーズチームとサノス軍の最終決戦の火蓋が切られることになります。

『アベンジャーズ・エンドゲーム』の最終決戦の映像は、さすがに現時点におけるハリウッドの総力を傾けているだけあって、今までのアクション映画の中でも群を抜いている面白さや臨場感があります。

『アベンジャーズ』の第二作までは出場していなかったスパイダーマンやアントマン、ブラックパンサー、ロケット(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)なども素晴らしい存在感と魅力的なキャラクターを出している映画です。

全般的に満足度の高い結末になっているのですが、アイアンマンのトニー・スタークがいなくなりキャプテンアメリカのスティーブ・ロジャースが老いて盾を託したことから、『アベンジャーズシリーズ』が本当にこれで終わってしまうのかと思うと寂しさや物足りなさも残りますね。

演じている俳優の年齢や体力の関係も出てくるのでしょうが、マーベルスタジオの今後の映画からもヒーローを抜擢しながら、『エンドゲーム以降のアベンジャーズの緩やかな世代交代』や『新たな敵との戦い・魅力的な登場人物の物語』も見てみたいという欲も刺激される作品でした。

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