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TOKIOの長瀬智也さんの脱退と中年期の自己アイデンティティーの再構築:集団帰属・集団適応と独立意識の高まり

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かつて精神分析などで言われていた「中年期の危機」というか、人生の後半を見定めた時に「今までとは異なる生き方・目標を見つけたくなる気持ち(今ままでの延長線上だけで人生を終わりたくない思い)」というのは誰しも多少はあるもので、それが実現できる環境・心理・条件が揃うかどうかの違いで結果は変わってきます。

グループの解散や脱退というと、人間関係が上手くいかなくなったり誰かが大きな不祥事を起こしたりといったネガティブな理由も多いのですが、TOKIOの場合は円満離脱として報じられていて、TOKIO4人の不仲説などはないようです。

元々、長瀬さん自身は「いかにもアイドルという自己規定・仕事内容」がしっくりこなかった(自分らしさから離れているように感じていた)とされていて、若い頃から「アイドルの枠組みの中での自己演出・行動規制」みたいなものに適応しきれなかったことが遠因なのかもしれません。

人気アナウンサーの場合は、フリーになることで地位や年収が上がるイメージもあります。一方、芸能人の場合は自分の需要やフリーで進む分野によっても変わるのでしょうが、事務所を離れてからの活動・収入はシビアになる感じもありますが、長瀬さんなどのキャリアだと十分な貯えと人脈もあるので「興味のあるやりたかった仕事」に絞ってもやっていけるのでしょう。

長瀬さんはアイドル業・表舞台というよりは「音楽・映像などの制作」をメインに裏方の仕事も含めて取り組んでいく意向を示しているようです。TOKIOの主要メンバーだった今までとは、かなりワークスタイルや仕事内容を変えていくのでしょう。

今年に入って、1月にジャニーズJr.グループ「MADE」の秋山大河さん、3月に元SMAPの中居正広さん、6月にNEWSの手越祐也さんとジャニーズ事務所からの退所が続いていますが、「所属・給与保障を離れての自立」や「第二の人生の方向性模索・ある年齢(中年期)からの自己アイデンティティの再構築」などについて考えさせられる面もあります。

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