アトルバスタチンカルシウム水和物の効能・作用・副作用

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アトルバスタチンカルシウム水和物についての基本情報

アトルバスタチンカルシウム水和物の効能・作用……効能は『高コレステロール血症(高脂血症)・家族性高コレステロール血症』です。アトルバスタチンカルシウム水和物は、スタチン系抗高脂血症薬に分類される高コレステロール血症の治療薬です。肝臓で選択的に作用を発揮する薬ですが、体内でコレステロールが合成される時の酵素(HMG-CoA還元酵素)の働きを阻害して血中のコレステロール濃度を低下させる効果があります。アトルバスタチンカルシウム水和物は肝臓でのコレステロールを促進することで、血液中のコレステロールを減少させますが、高脂血症の原因そのものを取り除く薬ではなく対症療法の薬です。そのため、高血圧・高脂血症などの医学的治療では、薬物治療だけではなくて運動療法・食事療法などを並行して行っていく必要があり、『カロリー摂取』と『カロリー消費』のバランスを取ることが非常に大切です。

アトルバスタチンカルシウム水和物の商品名……リピトール(アステラス・ファイザー)

アトルバスタチンカルシウム水和物の平均的な用法・用量……10mgを1回。

アトルバスタチンカルシウム水和物の副作用……胃部不快感,吐き気,嘔吐,胃炎,腹痛,発赤,かゆみ,発疹,口内炎,腹部膨満感,めまい,手指のしびれ,不眠,帯状疱疹など。

アトルバスタチンカルシウム水和物の重大な副作用(発症頻度は低い)……横紋筋融解症,血小板減少症,紅皮症,中毒性表皮壊死症,糖尿病(高血糖),皮膚粘膜眼症候群,ミオパシー(筋肉のけいれん)。

アトルバスタチンカルシウム水和物の注意・禁忌……『注意を要する人』は、肝機能障害・腎機能障害,アルコール依存症など。免疫抑制剤(シクロスポリンなど)、フィブラート系製剤、ニコチン酸製剤、アゾール系抗真菌剤、一部の抗生物質の投与を受けている人。薬の飲み合わせ(相互作用)の問題があるので、本剤を使用するときには『自分が飲んでいる薬の情報』を医師に正しく伝える必要があります。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤で過敏症を起こしたことがある人,肝機能が大きく低下している人,妊婦。

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