鵜のまねする烏(うのまねするからす)

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鵜のまねする烏
(うのまねするからす)

[意味]

鵜(う)は水に潜って魚を捕るが、烏(からす)が真似をして水の中の魚を無理に捕ろうとしても溺れるだけである。

そこから転じて、自分の能力や適性を顧みずに、人の真似だけをしても失敗することになるということ。

[類義のことわざ]

鵜のまねする烏は大水を飲む(うのまねするからすはおおみずをのむ)、  鵜のまねする烏水に溺れる(うのまねするからすみずにおぼれる)、  鸚鵡の人真似(おうむのひとまね)、  人真似すれば過ちする(ひとまねすればあやまちする)

[英語のことわざ]

The jay is unmeet for a fiddle.
(かけす(カラスの仲間)はバイオリンには合わない。)

[用例]

野球とサッカーでは同じスポーツでも適性が全く変わってくるので、野球が得意だった僕はサッカー部では『鵜のまねする烏』になってしまった。

成績優秀な子の真似をして、我が子を同じ学習塾に通わせてみたが、本人にやる気が出てこないと『鵜のまねする烏』で終わりそうである。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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