イミダフェナシンの効能・作用・副作用

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イミダフェナシンについての基本情報

イミダフェナシンの効能・作用……効能は『頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁』です。イミダフェナシンは泌尿器科疾患である『頻尿・切迫性尿失禁』に対して処方される薬で、『過活動膀胱』の患者などで急性の尿意切迫感・尿失禁を抑制する効果があります。日本の製薬会社によって開発された薬で、副作用が少なく安全性の高い薬とされています。

イミダフェナシンは、膀胱の平滑筋にある『ムスカリン受容体』を阻害することで、膀胱の過緊張を緩和して、頻尿の原因となる『筋収縮』を抑制します。膀胱の筋肉の緊張を弱めて収縮しないようにするので、膀胱に大量の尿が貯留されやすくなり、『一回の排尿』で多くの水分を排泄できるので頻尿・失禁の症状が起こりにくくなるのです。イミダフェナシンは『抗コリン薬』に分類される薬ですが、抗コリン薬に多い副作用である『口渇』が起こりにくいという特長があります。ムスカリン受容体のサブタイプM1と拮抗するアンタゴニスト(拮抗薬)でありアセチルコリンの遊離を抑制して頻尿の症状を和らげます。

イミダフェナシンの商品名……ウリトス(杏林製薬)、ステーブラ(小野薬品)

平均的な用法・用量……1回0.1mg錠を1日2回。朝食と夕食の後に服用する。

副作用……過敏症(発疹・かゆみ)、便秘など。

重大な副作用(発症頻度は低い)……眼圧亢進による急性緑内障、心電図の乱れを生じさせる心臓への負担など。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、排尿困難がある人、不整脈や心疾患がある人、腎障害がある人、認知症の人、パーキンソン症候群のある人、脳血管障害がある人など。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤で過敏症を起こしたことがある人、閉塞隅角緑内障の人、幽門・十二指腸・腸管の閉塞がある人、尿が出ない閉尿の人、消化管運動の障害がある人、重症筋無力症の人、重い心疾患を持っている人など。

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