ウラジロガシエキスの効能・作用・副作用

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ウラジロガシエキスについての基本情報

ウラジロガシエキスの効能・作用……効能は『腎結石・尿管結石の排出促進作用』です。泌尿器科の疾患である『結石』というのは、腎盂の出口や尿管の部分にカルシウム・尿酸・シスチンなどが凝固した『石』が詰まるもので、腎臓周辺に詰まったものを『腎結石』、尿管に詰まったものを『尿管結石』といいます。結石が作られると、尿を排泄しようとする時に下腹部や尿道に激しい痛みが起こってきます。

ブナ科のウラジロガシという樹木は元々、民間薬(民間療法)として泌尿器系の疾患に用いられていたものですが、ウラジロガシの葉から抽出した成分を製薬化したものが本剤です。自然の植物エキス由来のお薬なので、副作用が少ないというメリットがあり、小さな結石であれば本剤によって自然に排斥される可能性もあります。大きな結石の場合には、衝撃波療法で石を細かく砕いたり外科的な治療を必要とすることもありますが、腎結石・尿路結石という病気そのものは完治可能です。

結石の原因には様々なものがありますが、カルシウムの過剰摂取を避けること、水分を多めに摂取すること、適度な運動習慣を身に付けることが予防につながると言われています。骨粗鬆症の治療でカルシウム剤を服用している人も注意が必要です。

ウラジロガシエキスの商品名……ウロカルン(日本新薬)

平均的な用法・用量……1回2カプセルを3回。

副作用……胃部不快感・下痢・発疹・発赤・かゆみなど。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特に無し。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、特に無し。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤で過敏症を起こしたことがある人。

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