エビプロスタットの効能・作用・副作用

エビプロスタットについての基本情報

エビプロスタットの効能・作用……効能は『前立腺肥大症に伴う排尿困難・残尿(残尿感)・頻尿』です。エビプロスタットは天然の生薬から作られた植物エキス製剤の前立腺肥大症治療剤で、副作用が少なく安全性の高いお薬です。オオウメガサソウ、ハコヤナギ、セイヨウオキナグサ、スギナなどの植物に由来するエキス成分が配合されており、西洋医学の薬物療法が普及する前から『漢方薬・民間医療薬』として活用されてきた歴史があります。

前立腺は膀胱の下にある器官ですが、ホルモンバランスの崩れや生活習慣の乱れ、加齢などで前立腺は肥大しやすく、前立腺肥大症になると尿道が圧迫されて尿の勢いが悪くなってきます。前立腺肥大症では、排尿が困難になって時間がかかるようになり、残尿感や頻尿といった不快な症状がでてきますが、エビプロスタットは植物エキス成分の働きで前立腺の浮腫や膀胱粘膜の炎症を抑えます。抗菌効果もあるので、尿路の細菌感染症の予防にも使われ、利尿作用も期待することができます。

製品名『エビプロスタット』には、成分量が異なる“SG”と“DB”の2種類の錠剤があり、“SG”の2倍の成分を含んだ錠剤が“DB”となります。

エビプロスタットの商品名……エビプロスタット(日本新薬),エピカルス(シオノ・岩城・マイラン製薬),エピカルスS(シオノ・マイラン製薬),エルサメット(大洋薬品),エルサメットS(大洋薬品),コスモベック(大洋薬品・日本ケミファ),トリピシッド(ハイゾン),ナーセット(大正薬品・あすか製薬),ハルーリン(共和薬品・日本化薬)

平均的な用法・用量……1回2錠を3回服用。

副作用……腹痛、胃部不快感、食欲不振、吐き気、倦怠感、過敏症(発疹・かゆみ)など。

重大な副作用(発症頻度は低い)……副作用が弱い生薬配合の薬で、特に無し。

注意・禁忌……『注意を要する人』は特に無いが、風邪薬、抗アレルギー薬、向精神薬、パーキンソン病治療薬、胃腸薬との飲み合わせに注意。飲んですぐに効果が出る薬ではないので、症状の経過を見ながら医師の指示に従って薬を飲み続ける必要があります。

『処方してはいけない禁忌』は、特に無し。

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