エレースの効能・作用・副作用

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エレースについての基本情報

エレースの効能・作用……効能は『皮膚疾患による潰瘍・ただれ・膿瘍,外傷・やけど・褥瘡(床ずれ)など』です。

エレースは牛の血液から抽出された物質から精製された外用剤で、皮膚の傷口(潰瘍面)のかさぶたや壊死した組織を取り除いて、患部を化学的に清浄化してくれる作用があります。皮膚疾患や外傷、火傷、床ずれで出来た血液凝固物・壊死組織・浸出液・膿汁などを取り除く事で、皮膚の再生が促進され傷の治りが早くなります。

『褥瘡(床ずれ)』は寝たきりになった患者が長期間にわたって自力で体位変換が出来ないことで生じてくる皮膚の潰瘍・壊死ですが、褥瘡治療ではまず壊死して付着している黒ずんだ皮膚組織をエレースなどで取り除いてから、副腎皮質ホルモン剤などを使って皮膚の再生を促進していきます。しかし完全に寝たきりになって自分で体位を変えられなくなると、どんなに手厚いケアをしても褥瘡(床ずれ)そのものの発生を完全に予防することは至難になってきます。

褥瘡(床ずれ)には重症度が高いほうから順に、『黒色期(皮膚組織が壊死して黒ずむ)・黄色期(黄色い浸出液や膿汁が固まっている)・赤色期(新しい肉芽が出てきて赤っぽく見える)・白色期(健康な皮膚組織が再生してくる)』があります。

エレースの商品名……エレース(第一三共)

平均的な用法・用量……溶液を1~数回に分けて塗布する。霧状にして噴霧したり、ガーゼにつけて貼付・洗浄することもある。

副作用……過敏症で発疹や発赤、かゆみ、腫れ、発熱が生じる恐れがある。使用部位に充血・痛みが出ることがある。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特に無し。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、牛の抽出物による過敏症がある人。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤で過敏症を起こしたことがある人。

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