エカベトナトリウムの効能・作用・副作用

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エカベトナトリウムについての基本情報

エカベトナトリウムの効能・作用……効能は『胃潰瘍・急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期』です。エカベトナトリウムは傷ついた胃粘膜を、胃酸や消化酵素から保護する薬剤で、胃炎・胃潰瘍で荒れた粘膜をナトリウム膜で覆ってくれる作用があります。

エカベトナトリウムは傷ついた粘膜に選択的に作用して胃の血流を良くする働きがあり、副作用も殆どない安全なお薬です。胃粘膜をナトリウム膜で被膜してくれるので、胃酸・ペプシン(消化酵素)に対する胃の防御機構を高めて、胃炎・胃潰瘍の悪化を防ぎ回復を早めてくれます。プロスタグランジンを増加させて胃粘膜の保護能力も高めるので、全般的に胃粘膜の損傷・潰瘍の回復が早くなるというメリットがあります。

エカベトナトリウムの商品名……ガストローム(田辺三菱)

平均的な用法・用量……1回1g(顆粒は1.5g)を2回服用。胃薬を一緒に服用することが多いです。朝食後と就寝前の2回服用します。

副作用……下痢、吐き気、便秘胸焼け、腹部膨満感など。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特に無し。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、妊婦など。

『処方してはいけない禁忌』は特にありませんが、胃潰瘍・十二指腸潰瘍は完全に治癒するまで時間がかかりますので、再発再燃を防ぐためにも医師の指示・説明に従って薬を服用してください。消化器の症状が軽くなった時に、自己判断で『胃薬(H2ブロッカー)・ナトリウム剤・ピロリ菌の除菌剤』などの服用を中止すると、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発リスクが高くなってしまいます。

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