L-グルタミンの効能・作用・副作用

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L-グルタミンについての基本情報

L-グルタミンの効能・作用……効能は『胃潰瘍・十二指腸潰瘍』です。胃腸粘膜において粘液成分を増加させ、胃酸による浸食・炎症から粘膜を保護してくれる薬です。傷ついた粘膜の修復を促進してくれる作用があるので、胃・十二指腸潰瘍の治癒を早める事ができますが、単剤では効果が弱いので他の薬(H2ブロッカーなど)と併用されることが多くなっています。

L-グルタミンの配合剤では、制酸剤や粘膜保護剤、抗コリン剤(副交感神経を抑制して胃腸の働きを弱める薬)と組み合わせる事で、『抗潰瘍効果』を促進しています。

L-グルタミンの商品名……L-グルタミン(ニプロファーマ)、グルミン(協和発酵)

平均的な用法・用量……1~2gを3~4回に分けて服用。配合剤の場合は、1回1g(2錠)を1日3回服用。

副作用……便秘、口渇、吐き気、顔面紅潮など。

重大な副作用(発症頻度は低い)……特に無し。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、特になし。

『処方してはいけない禁忌』は特にありませんが、胃潰瘍・十二指腸潰瘍は完全に治癒するまで時間がかかりますので、再発再燃を防ぐためにも医師の指示・説明に従って薬を服用してください。消化器の症状が軽くなった時に、自己判断で『胃薬(H2ブロッカー)・ナトリウム剤・ピロリ菌の除菌剤』などの服用を中止すると、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発リスクが高くなってしまいます。

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