アシクロビルの効能・作用・副作用

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アシクロビルについての基本情報

アシクロビルの効能・作用……効能は『単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)・帯状疱疹・水疱瘡・骨髄移植時の単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制』です。ウイルス感染症に効く抗ウイルス薬です。感染初期の服用でもっとも高い効果を発揮する。ヘルペスウイルスに感染した細胞内でアシクロビルはリン酸化されて活性体となるが、作用機序はウイルスのDNAポリメラーゼ(DNA複製)を阻害することによって、ウイルスの増殖を防ぐというものである。

アシクロビルの商品名……ゾビラックス(グラクソ・スミスクライン,参天製薬)。先発医薬品のゾビラックス以外は、すべてジェネリック医薬品(後発医薬品)である。アイラックス(辰巳化学),アクチオス(大洋薬品・マイラン製薬),アシクロビル(陽進堂),アシクロビン(日医工・日本ケミファ),アシクロメルク(マイラン製薬),アシビル内服ゼリー(テイコク),アシロベック(沢井・田辺三菱・吉富薬品),アシロベックDS(沢井),アシロミン(テイコク),アストリック(日本化薬),エアーナース(東光薬品-ラクール),グロスパール(高田),クロベート(ポーラファルマ),サンアシル(旭化成ファーマ),ゾビアトロン(鶴原),ゾビクロビル(日本薬工),ゾビスタット(長生堂・マイラン製薬),ビクロックス(小林化工・明治製菓),ビゾクロス(大正薬品),ビルヘキサル(サンド・富士製薬),ファルラックス(キョーリンメディオ),ベルクスロン(東和薬品)

ドラッグストアで購入できるアシクロビルの市販約……ヘルペシア軟膏(大正薬品),アクチビア軟膏(グラクソ・スミスクライン)

アシクロビルの平均的な用法・用量……1回200mgを5回,帯状疱疹は1回800mgを5回,小児の水疱瘡は1回20mg/体重1kg(体重20キロなら1回400mg)を4回。軟膏は1日に数回塗布。

アシクロビルの副作用……腹痛,胃痛,胃部不快感,頭痛,下痢,吐き気,嘔吐,眠気,貧血など。眼科用では、角膜炎,結膜炎,角膜潰瘍など。

アシクロビルの重大な副作用(発症頻度は低い)……急性腎不全,肝機能障害,間質性肺炎,肺炎,血小板減少症,せん妄(意識障害),てんかん発作,無顆粒珠症,呼吸抑制,中毒性表皮壊死症など。

アシクロビルの注意・禁忌……注意を要する人は、妊婦・腎機能障害がある人・肝機能障害がある人。処方してはいけない禁忌は、アシクロビルで過敏症・発作を起こしたことがある人。

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