アモキシシリンの効能・作用・副作用

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アモキシシリンについての基本情報

アモキシシリンの効能・作用……効能は『細菌感染による炎症』です。『肺炎・扁桃炎・咽頭炎・気管支炎・毛嚢炎・おでき・ニキビ・膀胱炎・尿道炎・感染粉瘤・中耳炎・リンパ節炎・敗血症・消化性潰瘍のヘリコバクター・ピロリ菌への感染』などさまざまな感染症に対して処方されることがあります。連鎖球菌・肺炎球菌・腸球菌・大腸菌・変形菌などを死滅させるペニシリン系の代表的な抗生物質です。同じペニシリン系抗生物質であるアンピシリンよりも副作用をマイルドにしており、食事による効果低減のデメリットを減らしています。中耳炎の抗炎症作用・鎮痛作用に特化した、小児用のドライシロップも製造されています。

アモキシシリンの商品名……アモキシシリン(東和薬品・辰巳化学),アモセパシン(日医工),アモペニキシン(二プロファーマ),アモリン(武田薬品),サワシリン(アステラス),セオキシリン(長生堂),パセトシン(協和発酵),ワイドシリン(明治製菓)。アモキシシリンの配合剤……オーグメンチン(グラクソ・スミスクライン),オーグメンチン小児用(グラクソ・スミスクライン),クラバモックス小児用(グラクソ・スミスクライン)

アモキシシリンの平均的な用法・用量……1回250mgを3~4回に分けて服用。小児は20~40mg/kgを3~4回に分けて服用。配合剤は、1回375mgを3~4回に分けて服用。小児用ドライシロップは、48.2mg/kgを12時間ごとに2回服用(食事の直前)

アモキシシリンの副作用……下痢,軟便,食欲不振,吐き気,嘔吐,腹痛,過敏症(発疹)など。

アモキシシリンの重大な副作用(発症頻度は低い)……肝機能障害,急性腎不全,出血性大腸炎,偽膜性大腸炎,中毒性表皮壊死症,皮膚粘膜眼症候群,無顆粒球症など。

アモキシシリンの注意・禁忌……『注意を要する人』は、セフェム系抗生物質で過敏症を起こしたことがある人,本人や家族がアレルギー性疾患(気管支喘息・アレルギー性の発疹)のある人,腎機能障害が重い人,妊婦。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤およびペニシリンで過敏症を起こしたことがある人,伝染性単核症のある人。

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