エパルレスタットの効能・作用・副作用

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エパルレスタットについての基本情報

エパルレスタットの効能・作用……効能は『糖尿病性末梢神経障害に伴う諸症状(しびれ・痛み・振動感覚の異常・心拍変動異常』です。インスリン分泌が減ったり止まったりする糖尿病では、血液の高血糖状態が長く続くことで、体内にソルビトールという糖類の一種が蓄積されて、しびれ・痛み・知覚障害などの神経障害が発症してきます。エパルレスタットはこのソルビトールの蓄積を抑制する作用があり、糖尿病の合併症の一つである末梢神経障害の諸症状を改善してくれます。

糖尿病の合併症の末梢神経障害が既に発症したり悪化してしまうと効果は殆どないことから、末梢神経障害の予防や初期の症状の治療に用いられています。

エパルレスタットの商品名……エアベース(高田)、エパタット(沢井)、エパルドース(日医工)、エパルレスタット(富士製薬・陽進堂・共和薬品・辰巳化学・小林化工)、エパレス(マルコ)、キナルドース(寿)、キネアドール(扶桑)、キネグルコ(日本ケミファ)、キネスタット(ニプロファーマ・ニプロジェネファ)、キネダック(小野薬品)、キネックス(大洋薬品・科研)、キネルダー(キョーリンリメディオ)、キャルマック(マイラン製薬・日新製薬)、サイロフト(東和薬品)、ジアベパチー(サンド)、パレルタック(長生堂)、モネダックス(大正薬品)

平均的な用法・用量……1回50mgを3回食前に服用。

副作用……腹痛、吐き気、尿の変色(赤色・黄褐色)など。糖尿病の治療は薬剤だけでは改善することは難しいので、医師から指導されている『運動療法・食事療法』をきちんと実施するように努力しなければなりません。

重大な副作用(発症頻度は低い)……肝機能障害、血小板減少症など。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、妊婦。

『処方してはいけない禁忌』は、特に無し。

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