アセトアミノフェンの効能・作用・副作用

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アセトアミノフェンについての基本情報

アセトアミノフェンの効能・作用……効能は『頭痛・打撲痛・捻挫痛・耳の痛み・症候性神経痛・歯痛・がんの疼痛・解熱・鎮痛』です。アセトアミノフェンは小児にも大人にも用いられる代表的な『解熱鎮痛剤』であり、脳の体温調節中枢に作用して熱を下げる効果があります。脳の痛覚中枢の神経興奮をマイルドに抑制することで、鎮痛効果を期待することができますが、抗炎症作用は殆どないのでリウマチなどの症状を十分に和らげることはできません。アセトアミノフェンはアスピリンよりも副作用がマイルドな解熱鎮痛剤ですが、対症療法薬なので発熱や痛みの原因そのものを取り除くことはできません。発熱や痛みが症状として見られる時には、対症療法だけではなくて『原因疾患』を見定めて治療を行うことも大切になってきます。

アセトアミノフェンの商品名……アセトアミノフェン(大正薬品・ニプロファーマ・辰巳化学・陽進堂・小野薬品・イセイなど),アスペイン(丸石),アテネメン(鶴原),アトミフェン(高田),アニルーメ(長生堂),アニルーメS(長生堂・ポーラファルマ),アフロギス(日新‐山形),アンヒバ(アボット),カルジール(大洋薬品),カロナール(昭和薬化工),コカール(三和化学),コカール小児用(三和化学),サールツー(東和薬品),サールツー小児用(東和薬品),ナパ(マイラン製薬),パラセタ(日本新薬),ピレチノール(岩城)

アセトアミノフェンの平均的な用法・用量……内服薬は1回0.3~0.5gを1~3回食後に服用。小児用シロップは体重に合わせて用量を算定(10mg/1kgで1日2回)。座薬は1日1回挿入。

アセトアミノフェンの副作用……吐き気,嘔吐,食欲不振,腹痛,下痢など。消化性潰瘍や気管支喘息がある人は症状を悪化させる恐れがあるので服用を控えたほうが良いです。

アセトアミノフェンの重大な副作用(発症頻度は低い)……間質性腎炎,ショック,喘息発作,肝機能障害,中毒性表皮壊死症,皮膚粘膜眼症候群。

アセトアミノフェンの注意・禁忌……注意を要する人は消化性潰瘍や血液異常の既往がある人,肝機能障害,腎機能障害,心機能異常,気管支喘息,合併症,妊婦など。処方してはいけない禁忌は、本剤で過敏症を起こした人,消化性潰瘍,重い血液異常,アスピリン喘息,重症の肝機能障害や腎機能障害がある人など。

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