アフロクァロンの効能・作用・副作用

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アフロクァロンについての基本情報

アフロクァロンの効能・作用……効能は『頸肩腕症候群・腰痛症・頭痛など筋緊張状態,痙性麻痺』です。痙性麻痺(spastic paralysis)は様々な中枢神経系の障害によって発症する『痙縮を伴う運動麻痺・運動障害』の総称で、筋肉の緊張度が強まることでつっぱった硬い感じのする麻痺が起こってきます。筋緊張(トーヌス)の亢進が主症状ですが、腱反射亢進やバビンスキー反射などが出現することもあり、細かく正確な運動をする『巧緻運動』ができなくなったり筋力が低下したりします。アフロクァロンは筋肉運動を支配する脳の中枢神経系に作用して『過剰な神経興奮(異常な神経の活動性)』を抑制することで、筋肉のつっぱったこわばりや麻痺、痛みを緩和します。痙性麻痺を引き起こす身体疾患・神経損傷としては、『脳血管障害・脳性マヒ・脊髄血管障害・頸部脊椎症・後縦靭帯骨化症・多発性硬化症・筋萎縮性側索硬化症・脊髄小脳変性症・外傷後遺症・手術後後遺症』などが知られています。

アフロクァロンの商品名……アイロメート(沢井・日本ケミファ),アナポレット(ニプロジェネファ),アフロスパン(共和薬品),アフロゾン(小林化工),アロストーワ(東和薬品),アロフト(田辺三菱),アンメトロン(辰巳化学),オシアット(大正薬品),ラフロント(長生堂)

アフロクァロンの平均的な用法・用量……1回20mgを3回。

アフロクァロンの副作用……過敏症(発疹・かゆみ),倦怠感,ふらつき,めまい,吐き気,腹痛,胃部不快感,眠気など。反射的な運動能力の低下や筋力低下が見られたり、眠気・ふらつきが出たりすることがあるので、車の運転や危険な作業は避けるようにしましょう。

アフロクァロンの重大な副作用(発症頻度は低い)……特になし。

アフロクァロンの注意・禁忌……『注意を要する人』は、妊婦です。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤で過敏症の既往がある人です。

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