アシタザノラスト水和物の効能・作用……効能は『アレルギー性結膜炎』です。アレルギー性結膜炎は、『かゆみ・炎症・涙の流出』の症状を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンなどの神経伝達物質によって発症します。ヒスタミンは肥満細胞・好塩基球・ECL細胞によって産生されるアレルギー疾患に関与する化学物質であり、アトピー性皮膚炎などでもヒスタミンの受容体との結合を抑制する抗ヒスタミン薬が処方されます。ヒスタミンには『血圧降下・血管透過性亢進・平滑筋収縮・血管拡張・腺分泌促進』などの薬理作用があり、アレルギー疾患の炎症症状にも関係していますが、アシタザノラスト水和物はアレルギー性結膜炎の治療薬として使われます。
アシタザノラスト水和物の商品名……ゼペリン点眼（わかもと・興和）
アシタザノラスト水和物の平均的な用法・用量……1回1～2滴を4回点眼（朝・昼・夜・就寝前）
アシタザノラスト水和物の副作用……眼刺激・眼痛・結膜浮腫・眼瞼浮腫・眼の充血や涙の増加など。
アシタザノラスト水和物の重大な副作用（発症頻度は低い）……特に無し。点眼部が細菌などに汚染されないように気をつけ、点眼する時には手を良く洗って点眼部に眼を直接触れないようにすること。
アシタザノラスト水和物の注意・禁忌……注意を要する人は、妊婦。処方してはいけない禁忌は、特にありません。
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