イブジラストの効能・作用・副作用

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イブジラストについての基本情報

イブジラストの効能・作用……効能は『気管支喘息・脳梗塞後遺症や脳出血後遺症・花粉症(アレルギー性結膜炎)』です。アレルギー症状を改善する薬で、『ヒスタミン・ロイコトリエン』といった炎症(アレルギー反応)を引き起こす化学伝達物質の遊離を抑制します。気管支喘息の炎症・腫れを抑制する作用がありますが、急性の喘息発作を止めるほどの作用はなく、アレルギー性疾患の根本原因を治療することはできません。眼科用剤では、アレルギー性結膜炎の炎症を鎮静する目的で処方されます。

脳の血管拡張作用や血小板の凝集抑制作用によって、脳内の血流を改善する効果があるので、脳梗塞や脳出血の後の『めまい・しびれ』などの治療薬として用いられることもあります。イブジラストには『抗アレルギー作用』『脳循環改善作用』の両方があります。脳梗塞後遺症や脳出血後遺症に処方する場合には、12週間を超えて処方しても効果がでない時には、他の治療法(治療薬)を検討することになります。

イブジラストの商品名……アイビナール点眼(万有)、ケタス(杏林・千寿・武田薬品)、ケタス点眼(杏林・千寿・武田薬品)、ピナトス(大正薬品・模範薬品・日本化薬)

平均的な用法・用量……気管支喘息では1回10mgを2回、脳梗塞後遺症では1回10mgを3回。

副作用……内服薬で吐き気・嘔吐、食欲不振、過敏症(発疹)、腹痛、頭痛、めまいなど。眼科用剤で痛み、かゆみ、異物感、結膜充血、発赤など。

重大な副作用(発症頻度は低い)……黄疸、肝機能障害、血小板減少症。

注意・禁忌……『注意を要する人』は、脳梗塞の急性期、肝機能障害がある人、妊婦など。

『処方してはいけない禁忌』は、本剤で過敏症を起こしたことがある人、脳内出血がまだ止血していない人など。

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