アルファカルシドールの効能・作用・副作用

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アルファカルシドールについての基本情報

アルファカルシドールの効能・作用……効能は『ビタミンDの代謝異常に伴う諸症状・骨粗鬆症など』です。アルファカルシドールは『活性型ビタミンD3』の製剤で、カルシウムの吸収を促進して骨形成を助ける作用があります。ビタミンDの代謝異常としては、副甲状腺機能低下症,慢性腎不全,骨軟化症,ビタミンD抵抗性くる病などがあります。ビタミンD製剤は、カルシウム製剤と一緒に服用することで更に効果が高まり、ビタミンDとカルシウムの不足・欠乏を防ぐことができます。

ビタミンDの吸収や代謝に異常が発生すると、骨の性状が悪化して痛みが出たり骨折しやすくなるので、特に高齢者の骨粗鬆症やビタミンD欠乏が関係する慢性腎不全に対してよく処方されます。ビタミンD不足による症状としては、『低カルシウム血症・骨の痛み・骨病変による腰痛・テタニー』などがあります。テタニーというのは、カルシウム不足によってけいれん、痺れ、知覚症状などの症状が起こる状態のことです。

アルファカルシドールの商品名……アルカドール(日本ケミファ),アルシオドール(ポーラファルマ・辰巳化学・マイラン製薬),アルファスリー(大正薬品),アルファロール(中外製薬),アロートール(科研・マイラン製薬),アンツール(東菱薬品),エルシボン(扶桑薬品),カルシタミン(富士カプセル・高田),カルファリード(大洋薬品),カルフィーナ(共和薬品・マルホ),コバルファ(小林薬学),ディーアルファ(沢井・田辺三菱),トヨファロール(旭化成ファーマ),ビタミロアルファ(テイコク),プラチビット(東和薬品),ポロセーブ(サンノーバ‐エルメッド),リモデリン(日医工),ロンプリール(マルコ・日医工・三笠),ワークミン(あすか製薬),ワンアルファ(帝人)

アルファカルシドールの平均的な用法・用量……0.5~4μgを1回服用。小児は0.01~0.1μgを1回服用。高カルシウム血症や結石のリスクを割けるために、少し多めの水分補給を心がけましょう。定期的に骨密度検査や血液検査を受けるようにして、医師の指示に従って服薬量を調整するようにして下さい。

アルファカルシドールの副作用……かゆみ,発疹,下痢,便秘,吐き気,胃痛,頭痛,食欲不振,腹部膨張満感,イライラ,不眠,脱力感・倦怠感など。

アルファカルシドールの重大な副作用(発症頻度は低い)……特に無し。

アルファカルシドールの注意・禁忌……『注意を要する人』は、妊婦。

『処方してはいけない禁忌』は、特に無し。

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