暗雲低迷
(あんうんていめい)
[意味]
暗い雲が空を覆っていて(暗い黒雲が低く立ちこめていて)、なかなか晴れそうにない様子。そこから転じて、悪い状態が長く続いて、改善や好転の兆しが見えない様子。あるいは、先行きの見通しが悪くて、前途不安な形成(悪い状態の予測)が続くこと。今にも雨が降り出しそうな雲行きから、これから危険な良くないことが起こりそうな不穏な感覚を指すこともある。
[類義語]
前途多難(ぜんとたなん),前途遼遠(ぜんとりょうえん)
[用例]
バブル崩壊後の日本経済は、『失われた20年』を過ぎてもなお、暗雲低迷の継続に喘ぎ続けている。社員一丸となって、暗雲低迷する会社の経営危機を何とか乗り切っていこう。
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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)