一觴一詠(いっしょういちえい)

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一觴一詠
(いっしょういちえい)

[意味]

一杯の酒を飲んでは一つの詩を詠むということ。お酒を楽しみながら、風流に詩文を詠むという貴人や趣味人の営みのことを指す。

『觴(しょう)』というのは、お酒を入れる盃(さかずき)のことである。

[出典]

王羲之(おうぎし)『蘭亭集序(らんていしゅうじょ)』(東晋の時代)

[類義語]



[用例]

春の爽やかな季節に桜の花を眺めながら詩を詠んでいる時間は、一觴一詠の風情を感じさせてくれる。一觴一詠の風流を偲ぶ気持ちを忘れずにいること、それが若かりし頃からの私のモットーであった。彼は意外にもお酒をただ飲むだけではなく、詩文の才覚・趣味も持っている、実は一觴一詠の味わいを知る男なのであった。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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