婬虐暴戻(いんぎゃくぼうれい)

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婬虐暴戻
(いんぎゃくぼうれい)

[意味]

女性に対する淫らな色欲に溺れて、乱暴・残酷に振る舞い人としての道から外れていること。人民を虐待して女・酒の快楽に溺れて堕落した近代以前の『暴君』の形容詞として用いられることの多い四字熟語である。

『婬虐(淫虐)』は、淫乱で乱暴であること。『暴戻』は、残酷・乱暴で非道であること。婬虐暴戻は『淫虐暴戻』という漢字でも良い。

[出典]



[類義語]



[用例]

織田信長は短気で攻撃的な性格ではあったが、『婬虐暴戻』な暴君として家臣から軽蔑されていたわけではなかった。

古代中国で『婬虐暴戻』な君主の代名詞になっているのは、夏の桀王と殷の紂王である。

『婬虐暴戻』な絶対君主の存在が許されなくなったのは、王侯貴族が討たれた市民革命の成果であり、国民の人権が守られる近代化の歴史の必然であった。

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参考文献
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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