衣錦還郷
(いきんかんきょう)
[意味]
美しい錦の衣服をまとって故郷の田舎に帰るということから、都会に出て立身出世した者が意気揚々と故郷に返ってくるという意味である。『錦を衣て(きて)、郷に還る』という漢語の読み下しもある。
[出典]
『南史』の柳慶遠伝。
[類義語]
故郷へ錦を飾る,衣錦の栄,衣錦昼行(いきんちゅうこう)
[対義語]
衣錦夜行(いきんやこう),衣繍夜行(いしゅうやこう)
[用例]
若い頃には衣錦還郷の目的を掲げて仕事を精力的に頑張ったものだが、景気の煽りを受けて会社の経営が傾いてからは、故郷の人々に合わせる顔がないという落胆の思いに駆られるようになってしまった。
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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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