青菜に塩
(あおなにしお)
[意味]
青菜に塩をふりかけると、浸透圧で水分が抜け出て萎れてしまうということから、何らかの原因があって急に元気がなくなってしょんぼりとしてしまう様子、何か苦手なものに直面して急速に落ち込んでしまう様子をいう。
[類義のことわざ]
蛞蝓(なめくじ)に塩,青菜を湯につけたよう
[用例]
普段は暴君で手をつけられなかった父親だったが、子供時代に散々怒られていた祖母が出てくると、『青菜に塩』で途端に大人しくなって何も言い返せなくなってしまう。
それまで一般人相手に息巻いて大声で威圧していた不良集団だったが、警察がトラブルに介入してくると『青菜に塩』で急に弱気な姿勢へと変わってしまった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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