安分守己(あんぶんしゅき)

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安分守己
(あんぶんしゅき)

[意味]

自分の分(身分・限界)をわきまえて、高望みをせずに本分を守る生き方をすること。自分の分際や限界に満足することができ、実際以上の生き方を求めずに、自分の現状を守ること。仏教でいう『知足(満足を知ること)』の意味である。

『分に安んじ、己を守る』と書き下すこともある。

[類義語]

知足安分(ちそくあんぶん)、止まるを知れば殆からず(あやうからず)、蟹は甲羅に似せて穴を掘る

[用例]

夢を追うべきか、堅実な道を選ぶべきか、安分守己で行くのが無難ではある。安分守己の信念を持つ彼は、決して自分の分を超えた野心を果たそうとはしない。私がこの家庭を今まで守ってこれたのは、安分守己の性分に従ってきたからだろう。

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参考文献(下部のAmazonアソシエイトからご購入頂けます)
『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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