悪逆無道
(あくぎゃくむどう)
[意味]
人道(道徳)に完全に背いている非常に悪い行為。または、その非常に悪い行為が行われている様子・状態。
『悪逆』とは肉親を殺そうと企む『八逆』の一つであり、儒教道徳では非常に重い罪悪に当たる。『無道』とは道理・人道を踏み外していること、道理・人道など無いかのように横暴に振る舞うこと。
[類義語]
極悪非道(ごくあくひどう)・悪逆非道(あくぎゃくひどう)・大逆無道(たいぎゃくむどう)
[用例]
フビライ・ハーンが率いるモンゴル軍の大軍は、現代から見れば悪逆無道な世界各地の侵略によって大帝国を築き上げたと見ることもできる。
人を人とも思わない悪逆無道なその振る舞いは、いつか必ず天罰を蒙ることになるだろう。
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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)
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