一日千秋(いちじつせんしゅう)

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一日千秋
(いちじつせんしゅう)

[意味]

一日が千年に感じられるほどに、非常に待ち遠しいという意味。誰かやある出来事が早く来て欲しいという強い気持ち。人や物事をこれ以上ないほどに待ち焦がれている気持ち。一日待つ時間が千年も待っているように感じられるほど、人や物事を思慕する気持ちが強いこと。

慣例的に『一日千秋の思い』という使われ方をすることが多い。読み方は、『いちじつせんしゅう』でも『いちにちせんしゅう』でもどちらでも良い。

[類義語]

一日三秋(いちじつさんしゅう)、一刻千秋(いっこくせんしゅう)、寸陰歳の若し(すんいんさいのごとし)

[出典]

『詩経』の王風(おうふう)・采葛(さいかつ)

[用例]

離れ離れになってしまった恋人を一日千秋の思いで待っている。単身赴任の夫の帰りを一日千秋の思いで待つ日々は淋しい。立身出世を成し遂げた今、故郷の両親に会って喜ばせる日を、一日千秋の思いで楽しみにしている。

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『新明解四字熟語辞典 第二版』(三省堂),『大修館 四字熟語辞典』(大修館),竹田晃『四字熟語・成句辞典』(講談社学術文庫)

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