網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)

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網無くして淵にのぞむな
(あみなくしてふちにのぞむな)

[意味]

網の準備もせずに魚を捕ろうと淵を覗き込んでも仕方がないということ。

そこから転じて、準備・用意をしていなければ、物事を始めても上手く成し遂げられないということ。更に、準備や努力もせずに、むやみに他人を羨んでも(妬んでも)仕方がないということ。

[類義のことわざ]

網無うて淵をのぞくな(あみのうてふちをのぞくな), 網持たずの淵のぞき(あみもたずのふちのぞき), 網を持たずに海をのぞくな(あみをもたずにうみをのぞくな)

[英語のことわざ]

[用例]

太陽がギラギラと照りつける真夏の海へとやってきたが、海水浴をしたくても水着を持ってきていない、『網無くして淵にのぞむな』と言われてしまいそうである。

企業の業績や財務状況を調べもせずに、適当に株を買おうとするのは、『網無くして淵にのぞむ』ような愚行である。

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参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)

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