痛くもない腹を探られる
(いたくもないはらをさぐられる)
[意味]
痛くもないのに、どこか痛む所はないかと腹を探られる。
そこから転じて、何もやましいことや隠していることなどがないのに、あれこれと疑いを掛けられたり調べられたりすることの喩え。
[類義のことわざ]
食わぬ腹探られる(くわぬはらさぐられる)
[英語のことわざ]
[用例]
万引きをしたのではないかと警備員から疑われて身体検査までされたが、『痛くもない腹を探られる』のは本当に不愉快極まりないものである。
接待で行った飲み屋の女性の名刺が出てきて、妻から『痛くもない腹を探られる』羽目になってしまった。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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