居候の三杯目
(いそうろうのさんばいめ)
[意味]
寝食の世話になっている居候の身では、肩身が狭くて遠慮しなければならない。
家族で食事をする際にも遠慮して、三杯目のお代わりの茶碗はそっと出さなければならない。
『居候、三杯目にはそっと出し』という川柳から生まれたことわざである。
[類義のことわざ]
[英語のことわざ]
[用例]
就職浪人で実家に世話になっている身分では、『居候の三杯目』で控えめに遠慮して暮らさざるを得ない。
仕事が続かず経済的に自立できないということは、『居候の三杯目』の肩身が狭い立場を受け入れるということでもある。
参考文献
時田昌瑞『岩波 ことわざ辞典』(岩波書店),『新明解故事ことわざ辞典』(三省堂),日向一雅『ことわざ新辞典』(高橋書店)
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